<答>![]() 成長期に治療するのが良いのですが、矯正は何歳でも可能です。症例により開始時期が異なります。 個々のケースで異なりますから、一概には言えませんが、原則として歯の矯正は患者さん自身の成長発達の力をうまく利用して、適切な位置に誘導することですから、骨のつなぎ目が固まってしまった大人より、まだ身長の伸びている時期の子どもの方がいいと言えます。早く成長が止まってしまう子など、個人差はありますが、目安は骨の固まる中学2年生から高校1年生くらいです。 なお、反対咬合(受け口)の場合は早い方がいいでしょう。受け口は遺伝によるものとそうでないものがあります。普通は下顎の成長は、上顎の成長によってある程度規制されてバランスを保ちます。しかし、小さいときから下顎が出ている受け口だと、上顎の成長に規制されず、むしろ上顎の伸びる力が下顎をもっと前に出しかねません。もし、遺伝的にも下顎が前に伸びる要素を持っていたら、どんどん受け口はひどくなります。顎がしゃくれてくるわけです。ですから、受け口だけはなるべく早い時期に治さなければなりません。乳歯の内に、あるいは前歯4本が生えた(永久歯)段階で矯正しても、奥歯のことがあるので、永久歯は必ず受け口にならずにすむかというと、全部が全部そうだとは言えません。中には、永久歯が生えてから処置が必要なケースもあります。その点は、よく医師と相談して処置を受けて下さい。 また、なるべく早く治した方がいいと言っても、中学・高校になったらもう治せないのかと言えば、そんなことはありません。骨が完全に固まった大人では難しいとはいえ、現代の医学ではできないことではありません。その場合は、矯正だけでは無理で、口腔外科の協力も受けることになります。実際に矯正するのは中学校になってからだとしても、小学校低学年の内に一度、矯正のできる歯科医院で相談されるといいでしょう。 |